カテゴリー [ カーシェアリング調査 ]
カーシェアリングについて少し調査-23
オリックスレンタカーのプチレンタの会員になって、
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその22回目。<-連番が間違えている事に気が付きました。少しずつ修正中です。
さて、私がオリックスのプチレンタの会員になり1年が経ちました。
この間に、カーシェアリングという言葉やそれが何なのか?についてはすごく広まって、クルマに乗る手段の一般的な選択枝に、少なくとも都市部ではなったように感じています。
私も駐車場料金や保険、それに車検費用とか考えると、このサービスがあってよかったと感じます。
プチレンタも、貸出ステーション数・車種数・会員数共、急速すぎるくらい増えました。
で、使用だけでなくカーシェアリング事業が今後どうなってゆくのか?の興味から調査している私は、自分が利用する以外にも主に東京都のプチレンタの貸出状況をWebでウォッチしてきましたが、上に書いた事業拡大に反して最近貸出率が下降していて、一年前の同じ週の土曜を比較すると、昔はすごかったなぁという印象なんです..
状況的には追い風のはずなのに、このような事が起こっている。
今回は、その原因を私なりに分析してみました。
1. 競争会社に価格面で負けた。(本格的に、カーシェア戦国時代に突入した。)
2. 1年前からあまり貸し出されていないサイズであったにもかかわらず、拡大した部分は、普通乗用車ばかりであった。
この2点ではないかと思うのです。
1.については、
ishareも結構ステーション数を増やしてきていますが、今回比較するのは旧カーシェア24のTimes PLUS。ここはマツダレンタカーと時間貸しパーキングのTimesが組んでやっているところ。最近その強みを生かして貸出ステーション数を急速に延ばしつつ、顧客獲得のために料金を大幅に下げたんですね。
例えば、
利用登録手数料が、貸出カード含んで1500円。これはプチレンタでは5250円+カード1480円。
月額基本料金が、1000円(1000円分の利用料金が含まれる。)。プチレンタは980円 or 2980円。
時間料金は、15分200円(普通乗用車) or 400円(外車)。プチレンタは、プランや車種により190円から660円。
距離料金は、0円(夜間利用パックのみ1km/15円)。プチレンタは車種により1km/7円(EV)から15円。
夜間利用料金は、1500円。プチレンタは2480円(軽)or 2680円(普通)。
とまあ、大まかに言えばプチレンタは軽自動車の時間料金で10円勝っている以外はすべて負けています。まあこの10円も、月額基本料金と一緒に考えてみると負けですね。
2.については、
1年間プチレンタの貸出状況を見てきて、その大半というか稼ぎの主力が軽自動車である事はまったく変わっていません。この1年の途中で大量に普通乗用車を追加したにもかかわらずです。つまりお客のニーズは変わっていない。他のカーシェアリング会社の動向に影響されたのか、当初は小さいクルマでチョイノリがコンセプトだった(レンタカーとの違いが判りやすかった)はずなのに、事業拡大に伴い他社に見栄えをそろえてしまったのではないかと、そんな印象を受けます。
ニーズは変わっていないから、現在ここで大きなすれ違いが起こっており、貸出率の低下を招いている。
典型的な例は、京都と埼玉です。
京都は、プチレンタが早くから進出した地域で、最初の頃のステーションには軽自動車を中心に配車しました。そして、この一年間のうちに拡大した部分には、主に普通乗用車を配車。ずっと見ていますが、そちらにはお客がつきにくいようで軽が主力である事にかわりはありません。これは地域的に、道が狭い事と、そんなに長い距離を乗らなくても事足りる密集地域である事の要因が強いと考えています。まさにチョイノリ地域と言えるでしょう。その意味では、カーシェアの基本コンセプトにもっとも適している。でも全体で見ればここはまだ軽が動いているから、今でもなかなか優秀な地域です。
一方埼玉は、つい最近プチレンタが授業拡大にともない進出した地域です。ここは、軽はたった1台で、あとはすべて普通乗用車を配車しました。そして、心配になるくらい貸出がチョボチョボです。
さらにもう一つの注目地域は、東京です。
ここにも事業拡大時に普通乗用車を大量に配車しましたが、動いているところで注目される地域は、もともと軽自動車でお客がついていた下町です。企業的にも、15分190円をうたっているので、借りる方としては当然ほとんどのステーションにこの料金で借りられる車が配車されているように感じますが、今はそうではない。特に、東京の山の手から西の地域に関しては、普通乗用車しか配車されていないところがほとんどです。新しいところの貸出率が悪いのはお客がつくまで時間がかかるから?と数ヶ月間見てきましたが、どうもそういう事だけでなく、まず借りる入り口としてお手軽なクルマを借りて、それが便利だから高速乗るときは大きなクルマも借りてみようかな、という感じでお客さんが育って行くというか、そんな印象を受けるのです。
なんだか、ここまで書いてくるとプチレンタから他社に乗り換えるのか?
というようなノリですが、今のところiを借りられるのがレンタカーも含めてここしかないので、
私はプチレンタにいます。が、もしTimes PLUSにiが来て、さらに葛飾区にステーションが増えたら..
と言うわけで、
プチレンタの現状を打開するのであれば、私なら
まず、普通乗用車の半分の車両をレンタカー事業にまわして、軽自動車(ワゴンRとi)をまんべんなく配車し、便利さを実感してもらうための人寄せパンダならぬ人寄せクルマにします。そして、東京には隠れてはいるけれどペーパードライバーがとても多いから、じっくりとその層を取り込む。(ぺーバードライバーは、クルマに乗っていないことに後ろめたさを感じているから、両者にとってプラスになると思います。)願わくば、1ヶ所に軽と普通の2台を配車して選べるように。そして、ゆくゆくはこの小さなクルマたちをEVに替えて行きます。すると、ガソリン車と電気自動車の選択ができるようになる。(さらにその次ぎはPHVとEVの選択が可能?)
そのようにして、この事業から普通乗用車を多数外すことで保険や税金などは下がるだろうから、利用登録手数料は0円にして料金体系もABの2つから1つに絞り、且つ他社と勝負できる利用料金にするかなと思います。とにかく入り口は大きくハードルは低く、奥深くです。
歴史が長い事にプラス、
プチレンタの強みは軽だって事をそろそろ自覚してほしいなぁ
なんて思います。取り返しが付かなくなる前に。
クルマの選びの趣味は結構スキなんで、がんばっていただきたい
です。
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその22回目。<-連番が間違えている事に気が付きました。少しずつ修正中です。
さて、私がオリックスのプチレンタの会員になり1年が経ちました。
この間に、カーシェアリングという言葉やそれが何なのか?についてはすごく広まって、クルマに乗る手段の一般的な選択枝に、少なくとも都市部ではなったように感じています。
私も駐車場料金や保険、それに車検費用とか考えると、このサービスがあってよかったと感じます。
プチレンタも、貸出ステーション数・車種数・会員数共、急速すぎるくらい増えました。
で、使用だけでなくカーシェアリング事業が今後どうなってゆくのか?の興味から調査している私は、自分が利用する以外にも主に東京都のプチレンタの貸出状況をWebでウォッチしてきましたが、上に書いた事業拡大に反して最近貸出率が下降していて、一年前の同じ週の土曜を比較すると、昔はすごかったなぁという印象なんです..
状況的には追い風のはずなのに、このような事が起こっている。
今回は、その原因を私なりに分析してみました。
1. 競争会社に価格面で負けた。(本格的に、カーシェア戦国時代に突入した。)
2. 1年前からあまり貸し出されていないサイズであったにもかかわらず、拡大した部分は、普通乗用車ばかりであった。
この2点ではないかと思うのです。
1.については、
ishareも結構ステーション数を増やしてきていますが、今回比較するのは旧カーシェア24のTimes PLUS。ここはマツダレンタカーと時間貸しパーキングのTimesが組んでやっているところ。最近その強みを生かして貸出ステーション数を急速に延ばしつつ、顧客獲得のために料金を大幅に下げたんですね。
例えば、
利用登録手数料が、貸出カード含んで1500円。これはプチレンタでは5250円+カード1480円。
月額基本料金が、1000円(1000円分の利用料金が含まれる。)。プチレンタは980円 or 2980円。
時間料金は、15分200円(普通乗用車) or 400円(外車)。プチレンタは、プランや車種により190円から660円。
距離料金は、0円(夜間利用パックのみ1km/15円)。プチレンタは車種により1km/7円(EV)から15円。
夜間利用料金は、1500円。プチレンタは2480円(軽)or 2680円(普通)。
とまあ、大まかに言えばプチレンタは軽自動車の時間料金で10円勝っている以外はすべて負けています。まあこの10円も、月額基本料金と一緒に考えてみると負けですね。
2.については、
1年間プチレンタの貸出状況を見てきて、その大半というか稼ぎの主力が軽自動車である事はまったく変わっていません。この1年の途中で大量に普通乗用車を追加したにもかかわらずです。つまりお客のニーズは変わっていない。他のカーシェアリング会社の動向に影響されたのか、当初は小さいクルマでチョイノリがコンセプトだった(レンタカーとの違いが判りやすかった)はずなのに、事業拡大に伴い他社に見栄えをそろえてしまったのではないかと、そんな印象を受けます。
ニーズは変わっていないから、現在ここで大きなすれ違いが起こっており、貸出率の低下を招いている。
典型的な例は、京都と埼玉です。
京都は、プチレンタが早くから進出した地域で、最初の頃のステーションには軽自動車を中心に配車しました。そして、この一年間のうちに拡大した部分には、主に普通乗用車を配車。ずっと見ていますが、そちらにはお客がつきにくいようで軽が主力である事にかわりはありません。これは地域的に、道が狭い事と、そんなに長い距離を乗らなくても事足りる密集地域である事の要因が強いと考えています。まさにチョイノリ地域と言えるでしょう。その意味では、カーシェアの基本コンセプトにもっとも適している。でも全体で見ればここはまだ軽が動いているから、今でもなかなか優秀な地域です。
一方埼玉は、つい最近プチレンタが授業拡大にともない進出した地域です。ここは、軽はたった1台で、あとはすべて普通乗用車を配車しました。そして、心配になるくらい貸出がチョボチョボです。
さらにもう一つの注目地域は、東京です。
ここにも事業拡大時に普通乗用車を大量に配車しましたが、動いているところで注目される地域は、もともと軽自動車でお客がついていた下町です。企業的にも、15分190円をうたっているので、借りる方としては当然ほとんどのステーションにこの料金で借りられる車が配車されているように感じますが、今はそうではない。特に、東京の山の手から西の地域に関しては、普通乗用車しか配車されていないところがほとんどです。新しいところの貸出率が悪いのはお客がつくまで時間がかかるから?と数ヶ月間見てきましたが、どうもそういう事だけでなく、まず借りる入り口としてお手軽なクルマを借りて、それが便利だから高速乗るときは大きなクルマも借りてみようかな、という感じでお客さんが育って行くというか、そんな印象を受けるのです。
なんだか、ここまで書いてくるとプチレンタから他社に乗り換えるのか?
というようなノリですが、今のところiを借りられるのがレンタカーも含めてここしかないので、
私はプチレンタにいます。が、もしTimes PLUSにiが来て、さらに葛飾区にステーションが増えたら..
と言うわけで、
プチレンタの現状を打開するのであれば、私なら
まず、普通乗用車の半分の車両をレンタカー事業にまわして、軽自動車(ワゴンRとi)をまんべんなく配車し、便利さを実感してもらうための人寄せパンダならぬ人寄せクルマにします。そして、東京には隠れてはいるけれどペーパードライバーがとても多いから、じっくりとその層を取り込む。(ぺーバードライバーは、クルマに乗っていないことに後ろめたさを感じているから、両者にとってプラスになると思います。)願わくば、1ヶ所に軽と普通の2台を配車して選べるように。そして、ゆくゆくはこの小さなクルマたちをEVに替えて行きます。すると、ガソリン車と電気自動車の選択ができるようになる。(さらにその次ぎはPHVとEVの選択が可能?)
そのようにして、この事業から普通乗用車を多数外すことで保険や税金などは下がるだろうから、利用登録手数料は0円にして料金体系もABの2つから1つに絞り、且つ他社と勝負できる利用料金にするかなと思います。とにかく入り口は大きくハードルは低く、奥深くです。
歴史が長い事にプラス、
プチレンタの強みは軽だって事をそろそろ自覚してほしいなぁ
なんて思います。取り返しが付かなくなる前に。
クルマの選びの趣味は結構スキなんで、がんばっていただきたい

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カーシェアリングについて少し調査-22
オリックスレンタカーのプチレンタの会員になって、
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその22回目。<-連番が間違えている事に気が付きました。少しずつ修正中です。
さて、
最近、オリックスはプチレンタをすごく拡大していて、これまで660ccと1300ccまでの2つのサイズだったところに、1500ccも追加してきました。日産のティーダラティオです。
この機会に、本日はクルマのサイズについて検証したいと思います。
その前に、こんな記事がありました。
もはやエコは当たり前—「所有」から「シェア」へ カーシェアリングが伸びるワケ-04/16-ECO JAPAN-田中太郎、相馬隆宏(日経エコロジー)
会員数はこの1年間で2.5倍に膨らんだ。
社会がその方向に動き始めているので、敏感な企業が投資し始めているという記事ですが、
今回このブログ的には、日本の都市にカーシェアリングが馴染むには独特の工夫が必要ではないか、というあたりを道路事情とクルマのサイズから見ていきたいと考えています。
まず、
今プチレンタに導入されているクルマのサイズを真上から見た略図です。
今回の図は、クリックすると拡大します。

そんなに違いがないように見えますが、重ねてみると

これだけ違います。
縦横の数字はそれぞれ、小さい方-->軽自動車、大きい方-->1500ccのティーダラティオです。
フィットはデミオよりほんの数センチ長いだけなので、隠れています。
さてここで、
うちの近所の狭いなあと感じている一方通行の公道の幅を調べてみました。

画像の右上から右下に貫通している一方通行の公道に、地図の下ほうにあるスケールをペーストして計ったところ、青い横線でわかるように約2.5m幅である事がわかりました。
そこで、2.5m幅の帯にさきほどのクルマを重ねた図を入れ込んでみます。

このような狭い道路は、より幅の広い道路に交わっている事が多いのですが、
場合により、このままの幅で曲がっていたりします。

こんな感じ。
私の運転技術では、軽でないと無理。
ついでに言えば、自転車が駐まっていたり植木鉢が出ていたりなんて事は良くあることなので、
直線であってもやっぱり無理。そう感じてしまいます。
道路の幅や物は物理的にそこにあるわけだから、度胸でどうにかなるものではないと思うのです。
クルマで自宅に物を取りに行って、あるいは人を乗せてから出発とかは良くある話しですしね。
次ぎに、サイズと料金の関係を見て行きます。
さきほどの横並びの図は、このように

区分されます。
これは、搭載されたエンジンの大きさ、つまり1サイクルあたりにはき出す排気ガスの量です。

大きなクルマは重いから、それだけパワーが必要だからですかね。ただ、低回転でも速度の出るエンジンもありますから=燃費が良いとか言われます。大きくても1Lあたりに走れる距離が軽自動車よりも長いとか近いとかいうのもあるようです。ただ、私思いますけど、昨今燃費ってよく話題になっていますが、公式発表の燃費って、それぞれの運転技量とか交通環境とはまったく関係ないから他人事であてにならない気がしています。だから、ここでは燃費は考えません。
すこし脱線しましたが、
プチレンタでは、この区分に従って距離料金と時間料金が設定されています。
まず距離料金は、

1Km走る毎に、1500cc-->16円・1300-1200cc-->15円・660cc-->14円
次ぎに時間料金。

これは、月額基本料金が高いAプラン2980円と安いBプラン980円で、変わってきますから、
それぞれAプラン黒字・Bプラン青字にしました。各数字は15分1コマあたりの料金です。
さらに、それぞれの下の赤字は、プチレンタの最短使用時間が15分コマ2つ分の30分なので(30分より後は15分毎の課金)、最低時間料金を示しています。
つまり、最低時間料金は30分なので、それだけで比べてみると
1500cc-->500円・660cc-->380円。
その差、120円です。
さて、
都市部は信号が多いので、1時間に20kmくらいの走行量かなと思います。
この条件で1500ccと660ccを比べてみると、Aプランの場合
1500cc
距離料金(16円×20km)+時間料金BAプラン(250円×4コマ)=320+1000=1,320円
660cc
距離料金(14円×20km)+時間料金BAプラン(190円×4コマ)=280+760=1,040円
1時間/20kmあたりの差は320-40=280円。
これが月4回とすると、280×4=1120円の差。
単純に12ヶ月掛けると、13,440円の差となります。
まあ、ユーザにより使う場面は違うとは思いますが、
実はプチレンタであっても選ぶ車種によって随分差が出てくるものだなあと、貧乏な私は思いました。
すくなくとも都市部の道路を少しでも走るなら、
1人や2人、あるいは軽自動車に積みきれないほどの荷物を積むのでなければ、
スペース的な事から考えても、軽自動車が良いんじゃないかと思います。
そしてこの点は、日本の都市部においてカーシェアリングという事業が成功するかどうかの重要なポイントの1つではないだろうか、などと思った次第です。
p.s.
書こうと思って忘れていたのは、この事でした。
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその22回目。<-連番が間違えている事に気が付きました。少しずつ修正中です。
さて、
最近、オリックスはプチレンタをすごく拡大していて、これまで660ccと1300ccまでの2つのサイズだったところに、1500ccも追加してきました。日産のティーダラティオです。
この機会に、本日はクルマのサイズについて検証したいと思います。
その前に、こんな記事がありました。
もはやエコは当たり前—「所有」から「シェア」へ カーシェアリングが伸びるワケ-04/16-ECO JAPAN-田中太郎、相馬隆宏(日経エコロジー)
会員数はこの1年間で2.5倍に膨らんだ。
社会がその方向に動き始めているので、敏感な企業が投資し始めているという記事ですが、
今回このブログ的には、日本の都市にカーシェアリングが馴染むには独特の工夫が必要ではないか、というあたりを道路事情とクルマのサイズから見ていきたいと考えています。
まず、
今プチレンタに導入されているクルマのサイズを真上から見た略図です。
今回の図は、クリックすると拡大します。

そんなに違いがないように見えますが、重ねてみると

これだけ違います。
縦横の数字はそれぞれ、小さい方-->軽自動車、大きい方-->1500ccのティーダラティオです。
フィットはデミオよりほんの数センチ長いだけなので、隠れています。
さてここで、
うちの近所の狭いなあと感じている一方通行の公道の幅を調べてみました。

画像の右上から右下に貫通している一方通行の公道に、地図の下ほうにあるスケールをペーストして計ったところ、青い横線でわかるように約2.5m幅である事がわかりました。
そこで、2.5m幅の帯にさきほどのクルマを重ねた図を入れ込んでみます。

このような狭い道路は、より幅の広い道路に交わっている事が多いのですが、
場合により、このままの幅で曲がっていたりします。

こんな感じ。
私の運転技術では、軽でないと無理。
ついでに言えば、自転車が駐まっていたり植木鉢が出ていたりなんて事は良くあることなので、
直線であってもやっぱり無理。そう感じてしまいます。

道路の幅や物は物理的にそこにあるわけだから、度胸でどうにかなるものではないと思うのです。
クルマで自宅に物を取りに行って、あるいは人を乗せてから出発とかは良くある話しですしね。
次ぎに、サイズと料金の関係を見て行きます。
さきほどの横並びの図は、このように

区分されます。
これは、搭載されたエンジンの大きさ、つまり1サイクルあたりにはき出す排気ガスの量です。

大きなクルマは重いから、それだけパワーが必要だからですかね。ただ、低回転でも速度の出るエンジンもありますから=燃費が良いとか言われます。大きくても1Lあたりに走れる距離が軽自動車よりも長いとか近いとかいうのもあるようです。ただ、私思いますけど、昨今燃費ってよく話題になっていますが、公式発表の燃費って、それぞれの運転技量とか交通環境とはまったく関係ないから他人事であてにならない気がしています。だから、ここでは燃費は考えません。
すこし脱線しましたが、
プチレンタでは、この区分に従って距離料金と時間料金が設定されています。
まず距離料金は、

1Km走る毎に、1500cc-->16円・1300-1200cc-->15円・660cc-->14円
次ぎに時間料金。

これは、月額基本料金が高いAプラン2980円と安いBプラン980円で、変わってきますから、
それぞれAプラン黒字・Bプラン青字にしました。各数字は15分1コマあたりの料金です。
さらに、それぞれの下の赤字は、プチレンタの最短使用時間が15分コマ2つ分の30分なので(30分より後は15分毎の課金)、最低時間料金を示しています。
つまり、最低時間料金は30分なので、それだけで比べてみると
1500cc-->500円・660cc-->380円。
その差、120円です。
さて、
都市部は信号が多いので、1時間に20kmくらいの走行量かなと思います。
この条件で1500ccと660ccを比べてみると、Aプランの場合
1500cc
距離料金(16円×20km)+時間料金
660cc
距離料金(14円×20km)+時間料金
1時間/20kmあたりの差は320-40=280円。
これが月4回とすると、280×4=1120円の差。
単純に12ヶ月掛けると、13,440円の差となります。
まあ、ユーザにより使う場面は違うとは思いますが、
実はプチレンタであっても選ぶ車種によって随分差が出てくるものだなあと、貧乏な私は思いました。
すくなくとも都市部の道路を少しでも走るなら、
1人や2人、あるいは軽自動車に積みきれないほどの荷物を積むのでなければ、
スペース的な事から考えても、軽自動車が良いんじゃないかと思います。
そしてこの点は、日本の都市部においてカーシェアリングという事業が成功するかどうかの重要なポイントの1つではないだろうか、などと思った次第です。
p.s.
書こうと思って忘れていたのは、この事でした。
カーシェアリングについて少し調査-21
オリックスレンタカーのプチレンタの会員になって、
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその21回目。<-連番が間違えている事に気が付きました。少しずつ修正中です。
前回が2/21だったので、1ヶ月も間が空いてしまいましたが、
この間に、東京都内のカーシェアリングの貸出ステーションは、ものすごく増えました。
この背景には、コインパーキングを作りすぎて困っているとか他所で聞きましたので(実際、値下げしましたのぼりが立っているところが多い。)、場所が確保しやすくなった事の他に、エコロジーへの感心や世界的な規模で続いている不況から社会のニーズが高まっている事もあると思われます。
GoogleMapsに自分用に作っているプチレンタの貸出ステーションマップも、更新が追いつかないほどのスピードで貸出ステーションが増え、1回に10ヶ所以上プロットしたり。(疲れる..)ポイントが多すぎて、2ページ構成になったりと(これは残念)、競争が激化している様子がうかがえます。閲覧回数も増えています。
こんな事になろうとは、この地図を始めた頃は思いもしませんでした。
より大きな地図で プチレンタ-東京 を表示<--このリンクから2枚目の地図が見られます。数カ所落としがあるかも。
ここのところ、
・システム更新
・Web上の検索ページをシステムごとリニュアール
・2台目のEVを新宿に導入
・デミオに引き続きフィットの大量導入
・1500cc車両(日産ティーダラティオ)の追加(3月下旬予定)
・会員向けの会報プリントに社長登場
・iPhoneアプリの公開と運用
と、バタバタっと変化がやってきて、
私が会員になった昨年6月の頃の、少人数でほのぼのやっている雰囲気から一変して、
本社のオリックス自動車が全面に出てきた印象です。
carsharemap.jp 東京版サイトさんで見てみると、プチレンタだけでなく、careco カーシェア24 レオガリバーカーシェアリングなどなど
軒並みステーション数を激増してきていて、戦国時代突入です。
そんな風に環境が充実しつつある状況で、気になる貸し出しはと言うと、
環境ほど劇的なスピードで増えている印象はないのです。これは他社もがんばっているというのもあるでしょうが、ステーションを開いてすぐにお客さんが付くわけではなく、少々タイムラグが発生するように見えることと、それぞれの地域の道路状況に配車した車両のサイズがあっているのかの問題があるように見えます。
稼ぎ頭は、以前と同じワゴンRとアイですから、つまり軽自動車。
さらに事前予約状況を見ると、そのほとんどがワゴンRです。ワゴンRつよし
前にも書きましたが、カーシェアリングが対象としている短時間利用では、大きな道路走るというよりも住宅街の狭い道を走る時間が主でしょうし、頻繁には乗らないからカーシェアにしたんでしょうから運転を楽しむというよりも、できるだけ低予算で必要な時間だけ低リスクで乗りたい人が多いのではないでしょうか。
その観点からすると、休日などに高速道路を走って観光に行ったりするレンタカーとは少々性格が違うはずで(もちろんその使い方もできますし、実際そのように使っているユーザも増えており、レンタカーのシェアを食いつつある気もします。)、プチレンタの企画部長の高山氏は「電気自動車や小型車の必要性を確信し..」この理念でやっいたはずなのですが、最近大量に配車されたクルマは1300cc。さらにこれから1500ccを予定。一方で660ccはなしと、ちょっとぶれてきたような印象を私個人は持っています。
まあ、それでも、お客さんがなかなか付かなかった大量導入されたデミオも、最近の休みの日は結構パック料金借りされるようになりつつあり(有る程度ユーザ側の借りるスキルが上がってこないと、パック料金借りされない。)、また一方で、その後に大量導入されたフィットの第一弾の出だしは、デミオよりも良かったりもしています。第2弾はまだ全然ですが、デミオよりも荷物が積める分使い勝手は良いのかも。
もうひとつの変化は、
これまで整備期間になっているとか、使えなくなっている車は珍しいくらいだったのに、最近は珍しくなくなった事でしょうか。考えられる原因は事故もあるでしょうし、ユーザが増えて、その中には慎重でない人がいてバッテリーが上がってしまうような使い方をしていてエンジンがかからないとか(ブログに書かれている方が2名ほど)、車載コンピュータの通信がうまくいっていないとか(これは私が実際フィットを借りようとしてありました。)。ユーザー側のリテラシーの向上と、ハードの整備が課題でしょうか。このあたりはたぶん数を増やしているカーシェア会社すべてで起こっていると思います。
今回の調査はこんな感じです。
私がカーシェアの会員になった昨年6月の頃は、一年経たないうちにこんな風になるとは思っても見ませんでした。
今は過渡期でいろいろあるかもしれないけれど、カーシェアリングは、とても有効なサービスです
実際、使ってみてそう思います。
これが一時期の勢いではなく、どんどんブラッシュアップされ
きちんと日本の社会に根付きますようにと思うこの頃です。
ちなみに、プチレンタのオリックでは、今度は自転車シェアリングを始めたようです。
オリックス自動車、電動アシスト自転車のレンタル事業「eチャリ」を発表-2/25-CNET Japan
公式サイトをみると、以前のプチレンタのほのぼのさがあります。料金さげてほしいなぁ。
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその21回目。<-連番が間違えている事に気が付きました。少しずつ修正中です。
前回が2/21だったので、1ヶ月も間が空いてしまいましたが、
この間に、東京都内のカーシェアリングの貸出ステーションは、ものすごく増えました。

この背景には、コインパーキングを作りすぎて困っているとか他所で聞きましたので(実際、値下げしましたのぼりが立っているところが多い。)、場所が確保しやすくなった事の他に、エコロジーへの感心や世界的な規模で続いている不況から社会のニーズが高まっている事もあると思われます。
GoogleMapsに自分用に作っているプチレンタの貸出ステーションマップも、更新が追いつかないほどのスピードで貸出ステーションが増え、1回に10ヶ所以上プロットしたり。(疲れる..)ポイントが多すぎて、2ページ構成になったりと(これは残念)、競争が激化している様子がうかがえます。閲覧回数も増えています。
こんな事になろうとは、この地図を始めた頃は思いもしませんでした。
より大きな地図で プチレンタ-東京 を表示<--このリンクから2枚目の地図が見られます。数カ所落としがあるかも。
ここのところ、
・システム更新
・Web上の検索ページをシステムごとリニュアール
・2台目のEVを新宿に導入
・デミオに引き続きフィットの大量導入
・1500cc車両(日産ティーダラティオ)の追加(3月下旬予定)
・会員向けの会報プリントに社長登場
・iPhoneアプリの公開と運用
と、バタバタっと変化がやってきて、
私が会員になった昨年6月の頃の、少人数でほのぼのやっている雰囲気から一変して、
本社のオリックス自動車が全面に出てきた印象です。
carsharemap.jp 東京版サイトさんで見てみると、プチレンタだけでなく、careco カーシェア24 レオガリバーカーシェアリングなどなど
軒並みステーション数を激増してきていて、戦国時代突入です。
そんな風に環境が充実しつつある状況で、気になる貸し出しはと言うと、
環境ほど劇的なスピードで増えている印象はないのです。これは他社もがんばっているというのもあるでしょうが、ステーションを開いてすぐにお客さんが付くわけではなく、少々タイムラグが発生するように見えることと、それぞれの地域の道路状況に配車した車両のサイズがあっているのかの問題があるように見えます。
稼ぎ頭は、以前と同じワゴンRとアイですから、つまり軽自動車。
さらに事前予約状況を見ると、そのほとんどがワゴンRです。ワゴンRつよし

前にも書きましたが、カーシェアリングが対象としている短時間利用では、大きな道路走るというよりも住宅街の狭い道を走る時間が主でしょうし、頻繁には乗らないからカーシェアにしたんでしょうから運転を楽しむというよりも、できるだけ低予算で必要な時間だけ低リスクで乗りたい人が多いのではないでしょうか。
その観点からすると、休日などに高速道路を走って観光に行ったりするレンタカーとは少々性格が違うはずで(もちろんその使い方もできますし、実際そのように使っているユーザも増えており、レンタカーのシェアを食いつつある気もします。)、プチレンタの企画部長の高山氏は「電気自動車や小型車の必要性を確信し..」この理念でやっいたはずなのですが、最近大量に配車されたクルマは1300cc。さらにこれから1500ccを予定。一方で660ccはなしと、ちょっとぶれてきたような印象を私個人は持っています。
まあ、それでも、お客さんがなかなか付かなかった大量導入されたデミオも、最近の休みの日は結構パック料金借りされるようになりつつあり(有る程度ユーザ側の借りるスキルが上がってこないと、パック料金借りされない。)、また一方で、その後に大量導入されたフィットの第一弾の出だしは、デミオよりも良かったりもしています。第2弾はまだ全然ですが、デミオよりも荷物が積める分使い勝手は良いのかも。
もうひとつの変化は、
これまで整備期間になっているとか、使えなくなっている車は珍しいくらいだったのに、最近は珍しくなくなった事でしょうか。考えられる原因は事故もあるでしょうし、ユーザが増えて、その中には慎重でない人がいてバッテリーが上がってしまうような使い方をしていてエンジンがかからないとか(ブログに書かれている方が2名ほど)、車載コンピュータの通信がうまくいっていないとか(これは私が実際フィットを借りようとしてありました。)。ユーザー側のリテラシーの向上と、ハードの整備が課題でしょうか。このあたりはたぶん数を増やしているカーシェア会社すべてで起こっていると思います。
今回の調査はこんな感じです。
私がカーシェアの会員になった昨年6月の頃は、一年経たないうちにこんな風になるとは思っても見ませんでした。
今は過渡期でいろいろあるかもしれないけれど、カーシェアリングは、とても有効なサービスです

実際、使ってみてそう思います。
これが一時期の勢いではなく、どんどんブラッシュアップされ
きちんと日本の社会に根付きますようにと思うこの頃です。
ちなみに、プチレンタのオリックでは、今度は自転車シェアリングを始めたようです。
オリックス自動車、電動アシスト自転車のレンタル事業「eチャリ」を発表-2/25-CNET Japan
公式サイトをみると、以前のプチレンタのほのぼのさがあります。料金さげてほしいなぁ。
カーシェアリングについて少し調査-20
オリックスレンタカーのプチレンタの会員になって、
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその20回目。
前回、1台だけホンダのフィットが配車されていると書きましたが、
どうやら本格的に導入されたようです。
東京都に導入された新ステーションは、以下
蔵前駅前
桜上水駅北口
芦花公園北口
桜上水南口
千歳烏山南口
三軒茶屋北口
中野区本町5丁目
新宿区信濃町
東大井二丁目
青物横丁駅前
大森北二丁目
西葛西三丁目
一番町
立会川駅前
池袋二丁目
上馬二丁目
上十条三丁目
清澄白河駅前
こんなに一挙に増えました
普通乗用車ならフィットは物も運べるし、
これから春の新生活スタートに向けて物を運びたいヒトも増えるだろうから良い気がします。
まあ、私的には軽自動車が増えてほしいですね。
ワゴンRは、依然借りだし率ナンバーワンですし、アイもよく動いています。
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその20回目。
前回、1台だけホンダのフィットが配車されていると書きましたが、
どうやら本格的に導入されたようです。
東京都に導入された新ステーションは、以下
蔵前駅前
桜上水駅北口
芦花公園北口
桜上水南口
千歳烏山南口
三軒茶屋北口
中野区本町5丁目
新宿区信濃町
東大井二丁目
青物横丁駅前
大森北二丁目
西葛西三丁目
一番町
立会川駅前
池袋二丁目
上馬二丁目
上十条三丁目
清澄白河駅前
こんなに一挙に増えました

普通乗用車ならフィットは物も運べるし、
これから春の新生活スタートに向けて物を運びたいヒトも増えるだろうから良い気がします。
まあ、私的には軽自動車が増えてほしいですね。
ワゴンRは、依然借りだし率ナンバーワンですし、アイもよく動いています。
カーシェアリングについて少し調査-19
オリックスレンタカーのプチレンタの会員になって、
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその17回目。
私がカーシェアリングの会員になったのは、昨年2009年の6月末。
まだ一年経っていないのですが、その頃からすると随分といろいろ変わってきました。
今回は、その変化を紹介し今後の展開への要望を語ります。この要望はプチレンタにも送ってみました。
目に見える大きな変化は、4つ。
1つ目は、貸出ステーション数がものすごく増えた事。これはまだまだ増殖しそう。
carsharemap.jpによると、現在の東京23区内の貸出ステーションの数は525ヶ所。
市町村79ヶ所。合計は604ヶ所にもなりました。
最大手のプチレンタは、23区が214ヶ所・市町村が17ヶ所で合計231ヶ所。近日中に250ヶ所には達する勢いです。現在、山の手から西への進出と同時に、下町のステーションを補完+コンビニに展開中。
増殖の勢いで注目しているのは、他にガリバーカーシェアリングとi-share。
プチレンタが下町の方から増殖したのに対し、ガリバーは近郊など外側から増殖。
それとプチレンタが駅の側をステーションの設置場所に選ぶに対し、i-shareはコンビニを拠点にしており、サンクス・スリーエフ・ミニストップ・ローソンの4つのコンビニで展開中です。
carecoは、都心部に集中の傾向。
カーシェア24は、ステーション数があまり伸びていません。
プチレンタは、東京・神奈川・千葉・京都のほかに、神戸・大阪・三重・名古屋・埼玉に拡大中です。
2つ目の変化は、軽自動車中心だったプチレンタに、マツダのデミオが多数配車された事。
配車された貸出ステーションは、近頃オープンしたところ、つまり東京だと山の手から西側になります。この車両には、エコドライブ診断機能もついているようです。
3つ目の変化は、請求書と一緒に送られてくるプチレンタCLUBと言う新聞A4・1枚が、オフセット印刷になった事。当初はカラーコピーだったから、会員数が増えたのではと思います。
4つ目の変化は、ホンダのフィットが配車された事。
私が契約した時貰った利用の手引きには、スズキ・三菱・マツダのみでした。今のところまだ1台ですが、文京区小石川1丁目ステーションに三菱アイ1台・スズキスイフト2台と共に配車されていて、様子を見ているのかも。もともとプチレンタの普通乗用車にはデミオとフィットと思っていたから、結構いけるのではと期待しているところです。
さて、
私にわかるのは会員になっているプチレンタの事だけですが、一年経たないうちにずいぶんと大規模になった印象です。
ここからは、そのプチレンタのへの要望を書きたいと思います。
現在、東京23区で展開されているプチレンタには、なぜか?葛飾区だけありません。
ガリバー・i-share共、葛飾区に進出してきているで、ここは京成線を中心に展開してほしいです。
最近、山の手以西に配車されたデミオを見ていると、貸出状況は良いとは言えず、全体で見ると稼ぎ頭は相変わらずスズキワゴンRと三菱iです。
ここで注目したいのは、下町に配車されたデミオはそれなりに動いている点です。
私が考えるに、原因は2つあり、一つは下町ではすでにユーザが付いている事。
そしてもう1つは、道路幅の問題です。
私は世田谷区に長いこと暮らして今下町にいますが、環境を比べてみると、下町の方が道路が整備されており幅があるのです。
普通世間一般には、世田谷は高級住宅地と認識されているようですが、実のところ田舎っぽくて幅の狭い道がとても多い。
ブチレンタの会員は、貸出状況からするとサンデードライバーが多いので、つまりあまり運転スキルがない。この人たちが、いきなり普通乗用車で、あの幅の狭い世田谷区の道路を走るのはかなりのリスクが伴います。しかも短時間利用となると、自宅の近くを走っている事になるから、まさに狭くて直角に交わっていおらず傾いた道(道の左右でレベルが違う)を走っている事になる。事実、実家の前の道の角に立っている電信柱には、様々な色がこすりつけられています。曲がるときに車体をこすっている。慣れている商用車でさえ、こんな事をしているのです。
この2つの地域を、同じ比率でGoogleマップで見てみましょう。
より大きな地図で プチレンタ-東京 を表示
世田谷区三軒茶屋付近
より大きな地図で プチレンタ-東京 を表示
本所吾妻橋付近
より大きな地図で、をクリックしてストリートビューで実際の道路幅を確かめていただくとより実感できるかと思います。
世田谷区は、ヒトが暮らしているゾーンの道路はすごく狭いんです。都市防災上これではという事になっていて、新築する時はかなりオフセットしなくてはならないところが多い。世田谷区は幹線道路から一歩中に入るとこの状態なので、抜けるのがえらい困難になりますからタクシーにいやがられます。
世田谷で展開しているカーシェアリングはcomucaで、ここはプリウス中心に普通乗用車で運用しているからプチレンタもこれにならったのかもしれませんが、暮らした経験からすると、ここは軽自動車でないと怖くて曲がれません
ステータスを求めるよりも、気軽に乗れる低リスクを選択すると思います。
道が狭いので有名な京都も、こんな感じです。
大きな地図で見る
ここでも、デミオよりアイが選択されいる。
こうして見てくると、下町は先の大戦の時に大空襲で焼かれてしまったから(この部分を書くために、あらためてYouTubeで東京大空襲を調べました。全体的に20世紀は大量虐殺時代です。)道路計画をしなおしている分幅がある一方で、空襲を免れた京都や山の手側の住宅街は大戦前の道路幅が残っている気がしてきます。さらに京都は、その昔に道路計画されていますから道が直角に交わっているところが多いけれど、世田谷区はもともと田舎なので、ほぼ徒歩しか考えられていない道が多い。そこが迷路のようで良いと言う友人いますが、クルマではねぇ。
世田谷区は、言葉のイメージとはだいぶ違うのです。
まあ、東京自体も、言葉のイメージとはかけ離れているわけですが、カーシェアリングという事業をすくなくとも住宅地で展開する場合は、そこで暮らしている人々の生活環境に密着して展開しないと使われない気がします。
最後にもうひとつ書くと、クルマは都市部では軽自動車が良いです。
軽自動車は、パッケージングの巧みさから今世界で注目を集めています。この小さな容積で大人4人が乗れて荷物もつめるなんて、他の民族ではイメージすらできなかった。なぜこれが日本人に可能だったかと言うと、理由のひとつは環境が狭かったからです。この狭さに関しては、都市部では時代を経る事にさらに狭く密集する傾向にありますし、そもそも大きいと重いわけですから、それだけで移動するのに余計にエネルギーが必要になります。また都市は廃熱の問題も抱えています。エコロジーの面からも、必要とされる空間や小回り半径からも軽自動車が全体にとって良い選択と考えます。
プチレンタとi-shareには軽自動車がありますから、ここを強化していただきたいと思っています。
まあ、カーシェアリングは、場所を移動したりクルマを替えたりはしやすい事業ですから、十分に実験していただいて、今後の日本型のカーシェアリングの有るべき姿を追求しさらに磨きをかけていただきたく。1ユーザとして、こんな記事を書きつつ期待しています。
カーシェアリングの使い勝手について調査しています。クルマの修行もかねています。
今回はその17回目。
私がカーシェアリングの会員になったのは、昨年2009年の6月末。
まだ一年経っていないのですが、その頃からすると随分といろいろ変わってきました。
今回は、その変化を紹介し今後の展開への要望を語ります。この要望はプチレンタにも送ってみました。
目に見える大きな変化は、4つ。
1つ目は、貸出ステーション数がものすごく増えた事。これはまだまだ増殖しそう。
carsharemap.jpによると、現在の東京23区内の貸出ステーションの数は525ヶ所。
市町村79ヶ所。合計は604ヶ所にもなりました。
最大手のプチレンタは、23区が214ヶ所・市町村が17ヶ所で合計231ヶ所。近日中に250ヶ所には達する勢いです。現在、山の手から西への進出と同時に、下町のステーションを補完+コンビニに展開中。
増殖の勢いで注目しているのは、他にガリバーカーシェアリングとi-share。
プチレンタが下町の方から増殖したのに対し、ガリバーは近郊など外側から増殖。
それとプチレンタが駅の側をステーションの設置場所に選ぶに対し、i-shareはコンビニを拠点にしており、サンクス・スリーエフ・ミニストップ・ローソンの4つのコンビニで展開中です。
carecoは、都心部に集中の傾向。
カーシェア24は、ステーション数があまり伸びていません。
プチレンタは、東京・神奈川・千葉・京都のほかに、神戸・大阪・三重・名古屋・埼玉に拡大中です。
2つ目の変化は、軽自動車中心だったプチレンタに、マツダのデミオが多数配車された事。
配車された貸出ステーションは、近頃オープンしたところ、つまり東京だと山の手から西側になります。この車両には、エコドライブ診断機能もついているようです。
3つ目の変化は、請求書と一緒に送られてくるプチレンタCLUBと言う新聞A4・1枚が、オフセット印刷になった事。当初はカラーコピーだったから、会員数が増えたのではと思います。
4つ目の変化は、ホンダのフィットが配車された事。
私が契約した時貰った利用の手引きには、スズキ・三菱・マツダのみでした。今のところまだ1台ですが、文京区小石川1丁目ステーションに三菱アイ1台・スズキスイフト2台と共に配車されていて、様子を見ているのかも。もともとプチレンタの普通乗用車にはデミオとフィットと思っていたから、結構いけるのではと期待しているところです。
さて、
私にわかるのは会員になっているプチレンタの事だけですが、一年経たないうちにずいぶんと大規模になった印象です。
ここからは、そのプチレンタのへの要望を書きたいと思います。

ガリバー・i-share共、葛飾区に進出してきているで、ここは京成線を中心に展開してほしいです。

ここで注目したいのは、下町に配車されたデミオはそれなりに動いている点です。
私が考えるに、原因は2つあり、一つは下町ではすでにユーザが付いている事。
そしてもう1つは、道路幅の問題です。
私は世田谷区に長いこと暮らして今下町にいますが、環境を比べてみると、下町の方が道路が整備されており幅があるのです。
普通世間一般には、世田谷は高級住宅地と認識されているようですが、実のところ田舎っぽくて幅の狭い道がとても多い。
ブチレンタの会員は、貸出状況からするとサンデードライバーが多いので、つまりあまり運転スキルがない。この人たちが、いきなり普通乗用車で、あの幅の狭い世田谷区の道路を走るのはかなりのリスクが伴います。しかも短時間利用となると、自宅の近くを走っている事になるから、まさに狭くて直角に交わっていおらず傾いた道(道の左右でレベルが違う)を走っている事になる。事実、実家の前の道の角に立っている電信柱には、様々な色がこすりつけられています。曲がるときに車体をこすっている。慣れている商用車でさえ、こんな事をしているのです。
この2つの地域を、同じ比率でGoogleマップで見てみましょう。
より大きな地図で プチレンタ-東京 を表示

より大きな地図で プチレンタ-東京 を表示

より大きな地図で、をクリックしてストリートビューで実際の道路幅を確かめていただくとより実感できるかと思います。
世田谷区は、ヒトが暮らしているゾーンの道路はすごく狭いんです。都市防災上これではという事になっていて、新築する時はかなりオフセットしなくてはならないところが多い。世田谷区は幹線道路から一歩中に入るとこの状態なので、抜けるのがえらい困難になりますからタクシーにいやがられます。
世田谷で展開しているカーシェアリングはcomucaで、ここはプリウス中心に普通乗用車で運用しているからプチレンタもこれにならったのかもしれませんが、暮らした経験からすると、ここは軽自動車でないと怖くて曲がれません

ステータスを求めるよりも、気軽に乗れる低リスクを選択すると思います。
道が狭いので有名な京都も、こんな感じです。
大きな地図で見る
ここでも、デミオよりアイが選択されいる。
こうして見てくると、下町は先の大戦の時に大空襲で焼かれてしまったから(この部分を書くために、あらためてYouTubeで東京大空襲を調べました。全体的に20世紀は大量虐殺時代です。)道路計画をしなおしている分幅がある一方で、空襲を免れた京都や山の手側の住宅街は大戦前の道路幅が残っている気がしてきます。さらに京都は、その昔に道路計画されていますから道が直角に交わっているところが多いけれど、世田谷区はもともと田舎なので、ほぼ徒歩しか考えられていない道が多い。そこが迷路のようで良いと言う友人いますが、クルマではねぇ。
世田谷区は、言葉のイメージとはだいぶ違うのです。
まあ、東京自体も、言葉のイメージとはかけ離れているわけですが、カーシェアリングという事業をすくなくとも住宅地で展開する場合は、そこで暮らしている人々の生活環境に密着して展開しないと使われない気がします。

軽自動車は、パッケージングの巧みさから今世界で注目を集めています。この小さな容積で大人4人が乗れて荷物もつめるなんて、他の民族ではイメージすらできなかった。なぜこれが日本人に可能だったかと言うと、理由のひとつは環境が狭かったからです。この狭さに関しては、都市部では時代を経る事にさらに狭く密集する傾向にありますし、そもそも大きいと重いわけですから、それだけで移動するのに余計にエネルギーが必要になります。また都市は廃熱の問題も抱えています。エコロジーの面からも、必要とされる空間や小回り半径からも軽自動車が全体にとって良い選択と考えます。
プチレンタとi-shareには軽自動車がありますから、ここを強化していただきたいと思っています。
まあ、カーシェアリングは、場所を移動したりクルマを替えたりはしやすい事業ですから、十分に実験していただいて、今後の日本型のカーシェアリングの有るべき姿を追求しさらに磨きをかけていただきたく。1ユーザとして、こんな記事を書きつつ期待しています。

Lc.ズームバー v2
ズーム: 100% → 100%
プロフィール
Author:OZAKU
ライトに読める文章の修行をしています。
現代美術作家・表現とコンピュータに関する研究者・「ほりきりん」線形作者・公式HP略歴はこちら
3.11後は、身の回りの環境問題として放射能関連も。
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